パチンコやゲームにハマる要素を勉強に応用しようという話

「勉強にハマる脳の作り方 篠原菊紀(著)」を読みました。

正直、表紙を見たときはコンビニに置いてある
過激なキャッチコピーで釣るタイプの本かな?とか思ってましたが、

いざ読んでみると、脳科学者 篠原菊紀さんによる
経験と科学にしっかりと裏付けされた学びのある本でした。

失礼しました!

本の概要

この本の内容を一言で表すと、

パチンコやゲームのような依存性のある物の特徴を学んで、勉強などに活かそう!
というもの。

人間がどういった行為でドーパミンが出始めるのか。

脳がハマる仕組みを中心に書かれています。

個人的に気になった点

報酬でハマる

パチンコの玉が出る感覚。ゲームのレアアイテムが落ちる感覚。
ネットで反応がもらえる感覚。
人間は報酬をもらえることでドーパミンが分泌され、快感を感じる。

場所にハマる

報酬などで快感を得ると、それを体験した場所に行くだけで快感を感じるようになる。
パチンコ屋に行くだけで、ゲーム部屋に行くだけで気分が上がる。
勉強する部屋をそんな気分が上がる部屋にすることが大事。

ハマる要素は「楽しさ」と「平穏」

ハマる要素は「楽しさ」ばかりに注目されがちだが「平穏」という要素も必要である。
パチンコ好きの人は、パチンコ打っている時に興奮状態になっているのかと思えば、
実は落ち着いている状態らしい。
その場所にいる安心感と、急に報酬があった時の楽しさがあるからハマるのだ。

「単純作業」と「快楽」

単純作業をしていて快楽が入ると人はハマりやすい。
パチンコのレバーを捻っている作業。
ソシャゲのボタンを連打している作業。
釣りのリールを巻いている作業。
そこに報酬という快楽が急に来ると、一気にドーパミンが分泌される。

これを勉強に応用しよう

これらの要素を勉強に置き換えると、

「褒めてもらう・ご褒美などの報酬を用意する」

「好きなもの・心地いいものを集めてリラックスできる勉強部屋を作る」

「勉強をしている時が落ち着く雰囲気を作る」

「暗記カードなどの単純作業の後にご褒美を用意する」

などが挙げられるでしょうか。

あくまで一例ですが、私は最近良い椅子を買ったので、
机に向かっている時の心地よさがかなり向上しました。

頭を使わない単純作業をする時は、アニメを垂れ流しすると自然に机に向かいますし、

色々と効果があることを実感しています。

世の中は娯楽でいっぱいだ・・!

パチンコやゲーム、インターネットというものは、世界でも有数の天才達が、

人間がハマるための要素を存分に詰め込んだものなので、

こういった娯楽の誘惑に打ち勝つのはとても簡単なことではないのを痛感しました。

でも、こういった裏の仕組みを覚えておくと自制が出来るかもしれませんね。

みんなも、誘惑に打ち勝って自分のやりたい事を頑張ろう!