生き物

ハエトリグモって実はカワイイ!その生態と魅力をお伝えします

(アイキャッチ:Ronny OverhateによるPixabayからの画像)

みなさんはハエトリグモを知っていますか?

家の中にたまに出る、小さくてピョコピョコ動くアイツです。

私、あのクモ大好きなんですよ!

しかしクモというイメージから、家族や友人に話してもなかなか共感してもらえず…

今回はそんなハエトリグモを布教するべく、その生態と紹介します。

ハエトリグモとは

Ronny OverhateによるPixabayからの画像

ハエトリグモは、正面の2個の大きな目が目立つ小型のクモ。
その名の通りハエ類を含む小型の虫を主食とする益虫であるが、他のクモを狙う種、アリを食う種など特殊なものもあり、さらには草食を中心とした種の存在も知られている。
捕獲用の網を張らず、歩き回りながら獲物を狩る徘徊性のクモである。

Wikipedia ハエトリグモより一部抜粋


クモの中では比較的小型で、よく走り回りジャンプも得意なことから、
海外ではジャンピング・スパイダーなんて呼ばれています。

眼が大きいのも特徴で、この顔でちょこちょこ動く姿がとても愛くるしい!

非常に多くの種類があり、世界で約6000種、日本でも100種以上が生息しています。

ハエトリグモの魅力

人間に良い虫

jewgenij_kuschnowによるPixabayからの画像

実はクモは益虫と呼ばれる存在で、害虫の逆。

人間の生活に利益をもたらす虫のことを指します。

理由は、害虫となるハエなどを捕食してくれるからであり、

さらにハエトリグモは捕獲用の網を張らないので、家の中がクモの巣だらけになる事もありません。

見た目が気味悪いという理由で不快害虫と呼ばれる事もありますが、

その裏では家を守ってくれるいい奴なんです。

踊る

ハエトリグモは、求愛のために踊る種もいます。

まずは動画を観てください。なかなか粋な踊りをする子でしょう?

これはハエトリグモは目が良いので、
視覚的に求愛行動をしているからだと言われています。

この踊りといい、ジャンプしたり、動き回ったり、
なんかコミカルで憎めない奴なんですよね。笑

江戸時代に大流行した

Sapto CahyonoによるPixabayからの画像

江戸時代には、ハエトリグモ同士で相撲をさせたり、
座敷鷹と呼び、彼らにハエを捕らせる遊びが流行しました。

文字通り、鷹狩りのクモ版ですね。

やがてクモを売る商売人や、クモを持ち歩くための高価な印籠まで登場し、

強いクモは当時の江戸町人の平均的な月収に相当したとのこと。

江戸時代の人はみんな印籠にハエトリグモを入れて、戦わせていたんですね。

たぶんこれがポケモンの走りなんだと思います(違う?)。

オススメの書籍

私がハエトリグモに興味を持つきっかけになったのは、

ハエトリグモ研究家の須黒達巳さんが書いた著書でした。

図鑑のような感覚でパラパラ読めるのでオススメです!

オススメのYouTube

最近つい観てしまうのが「ハエトリフィルム」さんです。

上記の水滴を頭に乗せる動画が特にオススメですね!

チャンネル登録者は10万人越え!(2023年1月現在)

コメントも海外の方が多く、世界にファンがいるのがわかります。

まとめ

生活の中でよく見かけるハエトリグモですが、

よく生態を観察してみると意外に面白い奴だって感じてもらえると思います。

みなさんも何処かで見かけたらそっと逃してあげてくださいね!

きっと家を守ってくれるはずです。それでは。