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最近で1番の良本でした。「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」を解説

「世界2.0 メタバースの歩き方と創り方」佐藤航陽 著
を読みました。

メタバースの意味が知りたくて読み始めましたが、
今年読んだ本で1,2を争うくらい衝撃を受けました。面白かったです。

著者の佐藤さんはメタバースを神の民主化と呼び、
生態系を作り出して、仮想世界にもう1つの世界を創ろうと本気で考えていました。

メタバースとは

メタバースとは、一言でいうと「仮想空間」です。インターネット上に構成される3次元の世界で、私たちはアバターと呼ばれる自分の分身を介し世界に入ります。

テレワークナビ


「ドラゴンクエスト」のような既に出来上がった完成形ではなく、
ユーザーは仮想空間の中で自分の世界を作り、好きに動いたり交流することができます。

定義付けが難しいですが、「マインクラフト」や「どうぶつの森」も
一種のメタバースだと言えるでしょう。

ナオサン
ナオサン
メタバースってVRゴーグルを付けるイメージがあるけど、必ずしもそうではないみたいだね。

メタバースの用途

ぱくたそ

「メタバースと言っても結局は娯楽でしょ?」
という声に著者ははっきりと否定しています。

深海宇宙空間といった人類の到達が困難な場所は、
実際に人間が向かうより、メタバースで調査や訓練をした方が効率的ですし、

医療診察仕事の打ち合わせは、場所という制限を取り払って行うことができます。

場所の制限がないということは、
現実と比べ物にならない規模のディズニーランドを、混雑や時間を考慮せず遊べますし、
渋谷に行かなくても、最新のファッションを手に取って試着してみることもできます。

今はSNSでやっている交流も、仮想空間で実際に会って話すなんてことも出来るでしょう。

神の民主化とは?

GAHAG

テクノロジーの役割は、「一部の特権階級だけが独占していた能力を民主化すること」だ。
インターネットは情報を流通させる機能を人類全体に開放し、情報を民主化した。
クラウドファンディングは「金融」を民主化し、検索エンジンは「知識」を民主化した。

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そしてメタバースは神を民主化すると言っています。

自分で好きな世界を作って生活できるということは、
まさに世界を創造する神の仕事です。

身分や身体能力でどうしても生きにくい人が生まれてしまう現代、
生きにくい世の中なら、自分の理想郷を自分で作ることが出来るのです。

有限な領地を奪い合うこともなく、無限に作れる仮想空間は、
領地を奪って戦争をしてきた人類の大きな歴史になるかもしれませんね。

メタバースは日本経済の最後の希望

GAHAG

現在右肩下がりの日本経済ですが、
メタバースこそが日本の最後の希望だと著者は言っています。

現在、圧倒的予算や設備を保有しているアメリカや中国に多くの事業は敵いませんが、
日本には、アニメや漫画を多く生み出した世界でも有数のコンテンツ大国です。

メタバースには、設備だけが良くなっても上手くいきません。
「その世界に行きたい!」
と思わせるようなコンテンツがなくてはならないのです。

日本には、人気アニメや漫画などのコンテンツを多く保有していますし、
それにお金を払う国民性もあります。
土地の大きさや、地形も仮想空間にはデメリットになりません。

国と国民がメタバース業界をくだらないものと軽視せずに、
世界に負けないよう最先端を走り続けることが日本の復活にも繋がるのです。

読んでの感想

現実との区別がつかないほどリアルな世界。
「マトリックス」や「サマーウォーズ」のような仮想空間がついにやってくる。

もうワクワクが止まらないね!

Facebookは社名をMetaに変えるほどの社運をメタバースに賭けていますし、
Appleも本格的に動いていると言われています。
既にメタバースは、バブルでは終わらない勢いになっていると思います。

人間、歳を重ねると自分の知らない技術に懐疑的になって、
時代について行けなくなるという統計もあるらしいです。

メタバース時代が来た時、私もいい歳になっているかもしれませんが、
時代の先端を走れるように、今から動向を追っていきたいなと思います。

この本マジでオススメなので、こういった話が好きな人ぜひ読んでみてください!

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